Smart HomeをDIYする

Apple HomeKit は対応製品が少なくて高価なのでHomebridgeでがんばります

Sonoffの日本市場向けZigbeeスマートプラグをHomeKitで使う

こちらに移転しましたので自動転送します。

SonoffのZigbeeスマートプラグを使ってみました。Zigbee2MQTTでサポートされているので、Homebridgeのプラグインを使って、HomeKitからすぐに利用できました。技適PSEマークも付いていて日本市場に対応してます。

HomeKitで使えるスマートプラグ

日本の壁にあるコンセント(差し込み口)のことを英語ではアウトレットと呼びます。そこに挿すための差し込み器具がプラグです。スマートプラグはコンセントに挿す器具で、無線制御でon/offできる差し込み口(コンセント、アウトレット)を背面に備えています。

Sonoff (Zigbee) のプラグ

Sonoffが作っているZigbee方式スマートプラグがAliExpressで売られてます。

執筆時点で1,668円送料207円です。Zigbee2MQTTに対応しているので、HomeKitから使えます。日本の電波・安全規格に適合したHomeKit利用可能スマートプラグとしては最安値だと思います。

https://ja.aliexpress.com/item/1005004542320498.html

IKEA (Zigbee)

日本市場向けZigbeeスマートプラグは、IKEAにもあります。こちらは、2,499円税込・送料別です。少し高いですが、別途購入すると799円のZigbee方式スイッチが付属しています。また、IKEAのハブはHomeKitに対応しているので、ハブを購入すればホーム.appからすぐに使えます。Zigbee2MQTTの対応リストにも載ってるので、IKEAハブを購入しなくても、Homebridge経由でHomeKitから使えるはずです。ただアース端子のついた3極プラグの製品のみです。日本のコンセントに挿す場合は、アダプタが必要です。

www.ikea.com

Meross (WiFi)

スマートプラグは商用電源に接続するので消費電力の心配がありません。なので接続が簡単なWiFi方式の製品が多いです。中でもMerossの製品は、HomeKit対応製品としては妥当なお値段(2,180円税・送料込み)です。2個セットだと割安になります。HomebridgeもZigbee2MQTTも不要なので、誰にでも使いやすいです。

何個か使用していますが、コンセントから抜き差しすると、たまに応答がなくなる個体があります。

この場合、on/offボタンを押しても本体LEDが点灯せず、動作しません。on/offボタンを数秒長押しするとリセットされてLEDが2色交互点滅するはずなのですが、それも反応がありません。一見すると故障したように見えます。コンセントから外して10分程度放置すると直ります。WiFi方式のプラグではこのような不具合をよく聞きます。

SwitchBot (WiFi)

SwitchBotからもHomeKit対応スマートプラグが発売されています。Moressと同じくWiFi接続です。2個ほど購入して使ってますが、これもホーム.appからすぐに接続できます。Amazonには2個セットしかなく、2個で3,662円です。Merossより少し高いですが、今のところMerossのようにコンセント抜き差しで不調になる現象は経験していません。

Sonoffスマートプラグを開封

今回は、上記のサイトからSonoffのZigbee型スマートプラグを購入しましたので、その報告です。

https://ja.aliexpress.com/item/1005004542320498.html 

冒頭の写真にあるように、オレンジ色の綺麗な箱でAliExpressから届きました。本体には、技適PSEのマークが刻印されています。電圧・周波数も日本市場にピンポイントに合わせてあるようです。これだけ日本市場向けに作られているのに、なぜかAliExpressでしか売っていません。Amazonでも売れば良いのにと思います。

WiFi方式ならばご家庭のWiFiルータに接続できますが、Zigbee方式なのでブリッジが必須です。Sonoffのブリッジの他、Philipsなどのハブ、Zigbee機能を備えたAmazon Echoなどから使用できるようです。メーカー公式のHomeKitサポートはありません。HomeKitから使用するにはHomebridgeとZigbee2MQTTを使用する必要があります。という状況なので、一般の方には使いにくい製品なのかもしれません。でも、WiFi方式のプラグがたまに応答がなくなるのに対して、Zigbee方式は安定している印象があります。

Zigbee2MQTTに接続してHomeKitで使う

HomeKitで使うためには、Zigbee2MQTTサーバが稼働していて、MQTTブローカー (Mosquitto) が動き、Homebridgeが動いていて、さらにHomebridgeにZigbee2MQTTを使用するプラグインが入っている必要があります。手元の環境では、これらをRaspbetty Piで動かしてます。

これらの設定に関しては、以下をご覧ください。

diysmarthome.hatenablog.com

まずはSonoffのプラグを、Zigbee2MQTTのwebインタフェースからペアリングします。ペアリングモードがoffに設定してある場合は、webインタフェース右上のPermit join (All)のメニューをクリックしてペアリングを許可します。すると5分間、ペアリングが可能になります。

この状態でSonoffスマートプラグのon/offボタンを5秒程度長押しします。するとLEDが点滅してペアリングモードに入ります。ペアリングが終了すると、以下のようにプラグが表示されます。

ペアリングが終了すると、HomebridgeのZigbee2MQTTプラグインのおかげで、自動的にHomeKitに現れます。iPhoneMacのホーム.appアプリに、以下のようにスイッチとして表示され、on/off操作が可能になってます。

Zigbee2MQTTのMap機能で確認すると、Zigbeeルータとして機能しているようです。近くのZigbeeバイスが、Sonoffのスマートプラグ経由での接続方式に切り替わってました。

少し気になるのは、状態のMQTTメッセージを割と頻繁に出している点です。mosquitto_subでモニターしていると、電波強度とon/off状態を定期的にパブリッシュしているのですが、

zigbee2mqtt/0xAAAAAAAAAAAAAAAA {"linkquality":25,"state":"OFF"}

その頻度が10秒に1回です。もう少し少なくても良いように思うのですが、こんなものなのでしょうか。Zigbeeの温度センサが温度をパブリッシュする頻度は15分に1回程度です。ちなみに、

zigbee2mqtt/0xAAAAAAAAAAAAAAAA/set {"state":"ON"}

などとパブリッシュすれば、MQTT経由でon/offすることもできます。

まとめ

SonoffのZigbeeスマートプラグは、技適マーク・PSEマークがついていて、日本仕様になってました。価格も安価で確実に動作します。日本での販売にもっと力を入れて欲しいと思いました。